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検査制度の動向など

AJA

講師招き例会開く

 

 京都自動車青年会議所(AJA、城谷元喜会長)は9月16日、ハイブリッド方式で9月例会を開いた。

講演では、(株)ブロードリーフ・自動車グループエリアマネージャーの渡邊昇氏が「先進自動車の整備対応」をテーマに検査制度に関する今後の動向を解説した。

 冒頭、城谷会長は「業界は、特定整備に加え、2024年10月にはOBD車検も始まる。コロナ禍の中でも急速に

変化が進み、今後一層スピードは増す。様々な情報を得ることで、自社の対応に繋げてほしい」と呼び掛けた。

 

 

 例会は、各種報告につづき、新入会員の入会式を実施し、新たにメンバーに加わる河原林尚氏(カーピット河原林)にAJAバッチを。河原林氏は「目まぐるし変化する業務で生き残るために多くの事を学び、会での経験を還元することで貢献出来れば幸いだ」と意気込んだ。

 

 

 講演会では、渡邊氏は先進安全自動車が増え続ける業界の動向を見揃え、「今後5年から10年、自動車整備を続けるなら特定整備の認証取得は必須になる」と前置きした上で、特定整備の内容を解説。

また、3年後に始まるOBD車検では、スキャンツールを使用した診断作業が必然となることを説明し「自動車ユーザーは我々が思っている以上に車がコンピューターで制御されていることを理解している。

新たな診断メニューを提案する良い機会と考えていただきたい」と強調した。

 

 

 渡邊努副会長は謝辞の中で「本日学んだ内容をメンバーで共有し、今後の課題解決に役立てたい」と述べた。