
京都自動車青年会議所(AJA、内山隆介会長)の7月例会が、7月17日に京都テルサ(南区)で開かれた。飲食業界での人材マネジメントや教育で豊富な経験を持つ㈱WARA―Lの遠山啓之氏から、コミュニケーションの理論を学ぶ講師例会として開催した。

冒頭、内山会長は「どんなに人を引き付ける考えや思いがあっても、伝える力がないと意味がない。その一方で、伝える難しさを日々実感している人が多いのではないだろうか。今日の例会でしっかりとコミュニケーションの基礎を学んでもらいたい」とあいさつを述べた。



講師の遠山氏は、レストラン経営などを幅広く手掛ける飲食業界大手の㈱グローバルダイニングと㈱プレジャーカンパニーの2社での勤務経験を持つ人物。人気店の店長や新業態の立ち上げなどを数多く手掛けたほか、スタッフ向け研修や人材マネジメントで、独自のメソッドを確立。現在は、飲食業界向けコンサルティング事業を手掛けつつ、年間200回もの講演を全国で行っている。
講演では、AJAの今年度事業方針である「求心力」に絡めた経営者や上司が心がけるべきコミュニケーションの心構えについて解説があった。
求心力とは、信頼できる上司に欠かせない素養であり、信頼ある上司がいる組織では、人材の定着が促され、高いレベルの商品やサービスの提供が可能になる。経営者は常に相手への敬意と感謝の念を持ち、表情や行動、態度で表すことが重要と述べた。
加えて、経営者や上司の自己改革から組織が変わるとし、「求心力=自分磨き」であると結論づけた。
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