
京都自動車青年会議所(AJA、内山隆介会長)は9月18日、9月例会を内部例会として開催し、本年度スローガン「求心力~惹きつける力で結束を強固にする~」をテーマにディスカッションを行った。若手経営者である会員らが取り組む求心力に関して、多種多様な主張を述べ合うと同時に、相互理解と親睦を深めた。

冒頭あいさつで内山会長は「私自身、求心力について、いまだに考えることが多く、人を引きつける力は一つではないと思う。それぞれが実践する取り組みを話し合い、いわば手の内を見せ合えるのもAJAの良いところ。今日の学びが社業の一助になれば幸い」と会員らに呼び掛けた。
ディスカッションに先立ち、理事会および各委員会の進ちょく状況、今後の予定などを報告した。また、オブザーバーとして参加した㈲大薮自動車工業の大薮和茂氏が会員らに紹介された。
続いて勤倹力行委員会の安田銀次郎委員長が、例会の趣旨を説明。ディスカッションでは、①自社で取り組む求心力②ユーザーに対する求心力―の二つについて事前アンケートで回答した内容を共有した上で、各自の意見を述べ合った。
社内向けでは「説得力のある指導には、役員や上司自身の圧倒的な成果や実績が必要」という意見があった一方で、「従業員の業務負担を軽減するため、経営層が進んで雑用などを行っている」という対局の意見もあり、それぞれの狙いや意図の説明にも関心が寄せられた。
ユーザーに対しては「顧客と良好な距離感を保つため必要以上に営業を掛けない」という発言があった。また「スピード感のあるユーザー対応のために電話やファクスではなく、通信アプリLINE(ライン)で注文を受け、やり取りしている」という会員もあり、従来のやり方にこだわらず、時代に即した手段、手法で成果を上げている好事例などが共有された。
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