
次期会長に森田明氏 AJA 臨時総会で決議
京都自動車青年会議所(AJA、内山隆介会長)は10月16日、都ホテル京都八条(南区)で臨時総会を開催し、次年度会長に森田明氏(㈱ホンダネットキンキ)を選出した。理事会で森田氏を候補者として指名し、臨時総会に上程。審議の上、全員賛成で決議した。
来年度、AJAは創立60周年を迎えることを受けて、森田次年度会長は「10年前、50周年記念式典の実行委員会長を任せていただいた。その際、先輩から60周年の時には会長をやるようにと言われたのを思い出す。期待に応えられるよう、全力で会長職をやり抜きたい」と所信を表明。新規会員の増強などに精力的に取り組むことを約束した。

AJAは同日、グローリー会(安田三郎会長)との合同例会として10月例会を開催、生成AI(人工知能)活用講座を行った。注目度の高いテーマということもあり、現役メンバー、グローリーメンバーのほか、会員各社の従業員らを含めて総勢50名弱が参加する規模となった。
冒頭のあいさつで内山会長は「生成AIは、日々の業務課題の解決に大きな期待が持てる。今回の例会では、受講者自身がパソコン操作をしながら活用方法を学べる企画とした。過去にない充実した内容になっている」とコメント。加えて、インターネット環境の整備など万全の準備を整えた丹羽裕求道精神委員長への謝意を述べた。
続いて、グローリー会の安田会長が登壇し、「生成AIは非常にタイムリーなテーマ。すでに広く普及しつつあるが、今から勉強すればまだまだ間に合う分野でもある。今日の講座を楽しみにしていた」と期待のこもった言葉であいさつした。

また、新規入会となった大薮和茂氏(大薮自動車工業)の入会セレモニーが行われ、推薦人でもある内山会長から同会のピンバッジが授与された。大薮氏は「社会人になって3年目だが、まだまだ難しいことばかり。AJAの諸先輩たちの姿から多くを学びたい」とさわやかに入会の喜びを述べた。
講座では、Michikusa㈱のデュオンスアンドン氏が講師を務めた。京都大学理学部を卒業後、コンサルティングファーム勤務を経て、現在はAIコンサルタントとして活躍している同氏。米国のOpenAI社が開発した対話型の生成AIサービス「ChatGPT」を使いこなすためのノウハウについて、実演を交えながら受講者らにレクチャーした。
講座のなかで「AI時代に大切なマインドは、①効率化思考②対話を重ねる姿勢③能動的な情報収集―の三つ」と定義。さらに「生成AIはいちツールでしかなく、AIがあれば何でも簡単に解決できるわけではない。ユーザーが使いこなしてこそ、真の価値が発揮される」と指摘した。
受講者らは、生成AIの仕組みや基礎的な知識を学んだ後、事例を用いた活用方法の解説を受け、実際にサービス画面を操作しながら多彩な機能に触れた。

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